次に、(3)
救命救急センター病棟の
状況について御
説明申し上げます。
センター病棟の
入院患者数は
年間2,326人、1日
平均6.4人となっております。先ほど御
説明した
救命救急センターの
受入状況の
入院患者数2,142人と異なっておりますけれども、これは、
センターに
受診に来られて
センターの
病棟に
入院された方だけではなくて、本院の
病棟から
センターの
病棟へ移った方もこの
入院患者数に含めているためでございます。次の
退院患者数でございますけれども2,318人であり、内訳としては本
院病棟に移った方が1,645人、他の
病院へ転院された方が91人、
帰宅等の方が582人となっております。次に、
入院実
延べ患者数ですけれども、これは
病床の
活用状況を示すものとお考えいただければ結構でございます。
年間1万1109人、1日
平均30.4人となっております。36床の
ベッドは常に満床に近い
状態にありますので、常
日ごろから円滑な
病床管理を行うとともに、
救命救急センター病棟と本院の各
病棟間の連携を密にしながら対応している
状況であります。
平均在院日数は4.3日となっております。
以上、
平成16
年度実績を御
説明いたしました。
次に、4ページをお開きください。これまでのところで
救命救急センターの
利用状況を
年間の
総数で御
説明いたしてまいりましたが、実際、
センターの
状況は毎日大きく変動いたします。その日々の変動、週末の動きなどを
平成17年11月の
利用状況を例として御
説明いたします。左から3番目の欄の
総数が、
入院と
外来の
合計の
患者数で
網かけになっている欄が週末の土曜日、日曜日及び休日でございます。
ごらんになっておわかりになりますように、この部分が他の曜日よりもやや数が多い
傾向にあることがおわかりいただけると思います。
患者数が最も少なかったのは10日木曜日の29人、最も多かったのは23日、これは
祝日でございますけれども74人となっております。
最後に5ページをお開きください。
平成16
年度の
診療科別及び時間
帯別の
利用状況でございます。
診療科別に
患者さんを見ていきますと、最も多いのが
小児科3,592人、以下、
受診患者さんの多い順に
脳神経外科、内科、
整形外科、
外科、
消化器科、と続いております。
網かけがしてあります
消化器科までが1,000人を超えている科で、当院の
救命救急センターの特徴として子供の
患者さんが非常に多いこと、また頭部に傷病のある
脳神経外科の
患者さんが多いことが挙げられます。
救命救急センターは、先ほど申し上げましたとおり24時間
患者さんを
受け入れる
体制をとっております。この表の中ほどに
入院、右側に
外来、それぞれについて時間
帯別の
患者受入状況をまとめておりますので、
ごらんいただきたいと思います。
以上、
救命救急センターの
運営について、
資料により御
説明いたしました。
市立病院救命救急センターは、今後とも
市民のための
救急医療機関として
市民生活の安心・安全の
確保に努めてまいる所存でございます。
なお、お
手元に
資料はございませんけれども、
メディカルコントロールについて一言申し添えます。
救命救急センターでは、
仙台市
消防局の委託を受け
平成15年4月から
救急救命士への指示、
指導、助言並びに
事後検証などを、それ以前から行っております
救命救急士の
病院実習とあわせて行っております。また、
平成17年4月には平日の
夜間及び
土日祝日の
運用という形で
ドクターカーの試行も開始いたしました。現時点まで
ドクターカーの出動は102回を数えております。今後、365日、24時間の
運用に向けて
体制整備等を進めてまいりたいと考えております。
以上で、
救命救急センターの
運営についての
説明を終わらせていただきます。
6: ◯副
委員長 ただいまの
説明を含めて、
本件について
質問等はございませんか。
7:
◯正木満之委員 仙台都市圏全体の
救急医療のかなめの
役割を果たして
日ごろ奮闘されておられることに敬意を表しておきたいと思うのですが、
状況の御
説明をいただきました。それで今実感されている
課題というか、今後この
センターの
運営をより円滑に進める上でどういった
課題があるのか、あるいは改善をしなければいけないとお
感じになっている点があれば、何点かあるんじゃないかなと思っているんですが、あればお聞かせ願えませんか。
8:
◯救命救急センター長 課題は
幾つもあると思います。
一つは
救命救急センターとしてはやはり人的な
パワーをもっとつけたいなという実感がございます。それからやはり
仙台市全体を考えた場合には、やはり
受入側の方の
システムをもう少し効率よくできないのかなというのがございますし、また
救急患者さんを扱っておりますと単純に
受け入れだけではなくて、流れとして
急性期を過ぎて病態が安定した
患者さんを
受け入れてくださるような次の
医療施設をいかに
確保するかということも
運営上非常に大きな問題だろうと思っております。ほかにももちろん多々ございますけれども、大きなところを挙げればそのような点かなと考えております。
9:
◯正木満之委員 センターやそれを支えておられる
先生方の
日ごろの
勤務実態を仄聞すれば、本当に休む暇もなく
業務に当たっておられ本当に寿命が縮まってしまう
状況ということで、今、今後の問題として
人的パワーの問題も御指摘ありましたけれども、今後、
仙台の、
仙台のといったらいいんでしょうか、
宮城県全体の
救急医療を考えたときに
仙台都市圏あるいは
仙台市内に相当集中しすぎていて
マンパワーの問題も含めてこういうことを解決していくには難題が多すぎるのではないかなと思って。最近のこの面での行政の側、あるいは
医療機関の側の
努力をもっと前進させていくというのか、発展させていく上で宿題も結構多いんじゃないかなと思っているんです。
救急医療を果たしている
市立病院や
救急救命センターの
役割というのは非常に大きなものがあって、ある種決定的なものだろうと
感じているものですから、ここにおける
先生方の
努力を継続してもらうと、逆に言えば多少楽になってですね、
勤務実態からしてももっと
勤務の厳しさ、大変さが軽減されるような措置をどうしても考えていかなければ、単純な言い方をして申しわけないのですが、長続きするにはちょっと無理が生じるのではないかと思っているんですけれども、
マンパワーの問題について言うと、ないそでは振れませんから
救急医の
確保というのは養成から含めて
確保すると。あちこちの
地域の実情を見れば、どう考えても
医師を養成する
機関がたくさんあるところほど多少手厚くなっていると。その分
東北は
救急医そのものも含めて薄くなっているんじゃないかなと思って
心配しているんですが、
仙台市で
救急医やこの
救急医療にかかわる
マンパワーをふやすための手だて、
具体策として長期的な視点でも短期的な
スパンでもよろしいんですが、考えておられることがあれば少しお聞かせいただきたいと思います。
10:
◯病院事業管理者 ただいま
正木委員から述べられました
マンパワーの問題は
病院の中で大変大きな問題になっております。この問題は単に人の数の問題ではなくて、
救急医療に従事をする
医師の質の問題、
救急医療に精通をした
医師をどのように育てていくかということが同時に必要になってくると思われます。これは一
病院の立場からはなかなか難しいことではありますけれども、
臨床をやっている者としての
発言をさせていただきますと、
臨床研修の
初期研修が、
義務化がなされて変わりました。その中で、以前に増して
臨床志向の
医師が育ってくる素地が出てまいります。特に、
救急医療を勉強したいという意欲を持った若い
医師が現実にふえてきていることを肌で
感じておりますので、すぐにこれが解決できるとは思いませんが、やはり中長期的に見て
日本の
医師の育ち方が変わってくると、そういう中で
救急の問題、
マンパワーの問題もかなりよくなってくるのではないかというふうに私は考えております。
11:
◯正木満之委員 全国的に見ればそういうことだと思うんですが、私は
宮城県とか
仙台の
特殊性というのが結構あるように思えてならないんですね。
医師の
養成そのものを基本的に依存している
行政機関が非常に限られているということが原因しているんではないかと思っているものですから。最近全国でそういう
医師の要請で公の方々が相当
救急医療に関心を持って
救急医としての訓練を実践でやられている話が広がっていることは実感しています。そういう
地域の広がりと比べるとやはり
東北、
仙台は、それ以上の
苦労を、またそういう
条件に当たらないがための
苦労をされているんじゃないかなと思っているんですね。
地域全体でこの
救急医療を支える
体制をつくっていくということは非常に大事だと思っています。去年10月に
宮城県の
救急医療研究会に出席する機会があってその場で
仙台で
救急のための
ドクターカーを運行されている方から、私たちと
一緒に乗ってみませんかと全体に対して呼びかけられたのを非常に
印象深く聞いているんですね。それはやはり今
救急センターを
中心に、
センターの御
努力で
ドクターカーの運行を頑張っているんだけれども、もう少し
地域全体で支える
体制ができればそれにこしたことはないんじゃないかなと。逆に言えば、今
救急の第一線で
苦労されている
努力をもう少し広げることができれば、もう少し楽になるのではないのかなという気がしているんですね。そういうことを実践されている
地域が
日本にないわけじゃないので、そういうところを見て
間口を広げる
努力というのか、実際今の
条件でも
間口を広げる
努力というのをもう少しやれないのかな、できればもっといいんじゃないかなという気がしているんですが、その点についてお
感じになっていることはございませんか。
12:
◯救命救急センター長 ドクターカーの
運用に関して他
都市では
一つの
医療機関だけではなくて地元の
医師会とか協力して運行しているところも確かにございます。ただ、その反面、今私どもが運行している
ドクターカーの中でやはり質の高い
病院外医療を展開するということになりますと矛盾する面も出てまいります。例えば、
心肺停止患者さんだけでなくて救出に時間を要する
患者さんだとか外傷まで含めて考えますと、やはり普通の
一般の
先生方にはちょっと荷が重いところも当然出てまいります。そういう矛盾というのをどう解決するかというのは実際やっていく上で大きな問題になるかと思います。ただ、今御
質問なられたようなことというのは、私自身、
宮城県
救急研究会で会員の
先生方に呼びかけたとおりで、今でも御協力いただける
先生方がいらっしゃればぜひ
一緒にやっていきたいなと、そういうふうには考えております。
13:
◯正木満之委員 最初に申し上げましたように
救急センターで担当されている
先生方の
負担を軽減するというのは非常に大事な問題だと思っているんですが、実は
救急センターと重要な
かかわりもあると思い、今度、
救急の
当番医制度を変えるということに関連して
質問させていただきます。今度、新
年度から予定しておられるんだと思いますが、従来の
救急の
当番医の
運営事業を少し
内容を変えるというふうにお聞きしているんですが、それはどういうふうな点を変えようとされているのか。変えなきゃいけない
必要性とかということについてお聞かせください。
14:
◯保健医療課長 病院の
当番制事業の
見直しに関する御
質問でございます。
病院の
当番制事業の
見直しにつきましては、同
事業は
平成8年から休日・
夜間における
救急搬送の
受け入れの
確保を
目的に始まった
事業でございます。
事業開始から約10年を
経過いたしまして、
医療を取り巻く環境も変化し、
救急搬送の
実態との乖離も見られるところとなっております。これらの点から
見直しの
検討を進めているところでございます。これまで
病床確保、
ベッドを
確保ということでございましたが、これを
救急受け入れのための
病院における
人員体制の一部補助とすること、それから今までは
非公開、
当番病院名は
公開されておりませんでしたけれども、それを
公開とすることなどを行ってより
実効性のある
体制について、現在
検討しているところでございます。
人員体制の
整備あるいは
公開ということになれば、
病院の
状況におきましては対応がなかなか困難というところもあると思われますので、それらの
病院につきましてはその日の
病院の
ベッドの
空きぐあい、あるいは
当直医師の
専門性の
状況というものを考慮していただいて、可能な場合は
受け入れていただける
協力病院という形で全体で支える
体制を考えております。
15:
◯正木満之委員 そういう
制度改変の手続を進めておられるんだと思うんですが、従来この
輪番制度に参加していた
病院はたしか26
医療機関というふうに承っているんですが、そうですよね。それで新しい
当番医制度で、今御
説明いただいた
当番病院の名前を
公開して
救急患者を
受け入れる
医療機関として手を挙げているのは
幾つの
医療機関ですか。お聞かせください。
16:
◯保健医療課長 現在
病院を回って調整しているところでございますが、26
病院すべてということは当然ありえませんので、かなり少ない数にはなるかと思っております。
17:
◯正木満之委員 今の
説明から推測すれば、大半の
病院はそれからおりて、御
説明があった
協力病院になるというふうに理解してよろしいですか。
18:
◯保健医療課長 そのとおりでございます。
19:
◯正木満之委員 私はこれで
心配しているんですよ。最近は市長が
救急車の
搬送がふえていて
心配だという
発言をされておられるんですけれども、全体として
救急車の運送、
搬送そのものは件数もふえていると、
救急患者がある種ふえていくというのは避けられないんだと思いますが、そういうときに
当番医制度で手を挙げて一応
ベッドを
確保しているというふうに言っていた
病院が今度はそういう縛りがなくなって、あいていたら協力しましょうというふうになってしまえば
救急全体から見ると
間口を狭めてしまう
心配があるのではないか。逆に言えば、今手を挙げて
当番医として指定された
病院に―ホームページでも開きますから、
公開すれば
一般の
患者さんが
救急でどの時間でも行くということは当然あるわけで、それに加えて
救急車の
搬送もあると。集中すればするほどそこの
負担が大変になるんではないかという気がしているんですよ。短い
スパンで見れば従来から見れば改善されたように見えますけれども、長い
スパンで見れば
受け入れる
病院が固定されてしまって
救急医療全体にかかわる
医療機関を減らす結果になってしまうんではないかという気がしているんです。それがちょっと私の
心配種なんですがそういう
心配はないんでしょうか。
20:
◯健康福祉局長 ただいま
課長から申し上げておりますのは、
検討中の
内容でございますので、まだ確定的な
状況ではございませんが、
一つは
平成8年から始めた現在の
当番制、10年近くたつわけですが、なかなか
医師の配置の
問題等がありまして、
空きベッドは
確保してあるものの十分な
機能が果たし得ない
状況があるということが
一つ。それから
非公開ということがございまして、これは消防の
救急搬送を
メーンに考えておりますので
一般の
市民には
非公開ということになっておりますが、そういうことでその費用対効果ということから考えてもなかなかうまくいっていない
状況がございました。今回の
見直しのポイントは
課長から申し上げましたが、
医師の
確保の方を
メーンに
補助制度を構築していこうということで、当然その
病院には
体制は整うということ、したがってその
病院には
救急搬送が相当スムーズに流れるだろうと。それから軽症の方、1次、2次の1.5次といいますか、その辺の
患者さんについては、近所のそういった
病院を公表することによって、そこで
治療を受けていただくという
利便性も向上するということから、今回そういったことで
検討しておりましてこのローテーションといいますか、
参加病院については今呼びかけているところでございまして、そういった
体制を
確保しながら現在よりはよりよい
制度をつくってまいりたいとこのように考えております。
21:
◯正木満之委員 現在よりよりよいというのは、私もそういうものにしなきゃいけないと思うんですよ。だとすれば
印象から言って
救急医療にかかわる
間口を狭めてしまう。結果として
紹介がきたときに、いや、うちはいっぱいですと断りやすくさせるというのはどうも違うんではないかなという
印象を持っているんです。今、具体的な
当番医に手を挙げている
医療機関の数はお示しいただけませんでしたけれども、従来の26
機関から見ればごく少数になっているというふうに
感じておりますので、そこにだけ殺到するというふうになれば、ほかの
医療機関の方は
通常の
勤務時間、
通常の
医療システムの中で、あいていればということにだけなってしまうんではないかと。先ほど
センター長からお話があったように
ドクターカーだけではなくて
救急医療全体に
地域の
医療機関が参加するし、それに
かかわりを持つことで
地域全体の
医療体制を高めるということから見れば、どうもそこがストップしてしまうんではないかという、そういう
心配は本当にないのかという懸念をしているんです。
議論そのものは
予算確定時期に議論したいと思っていますから、きょうはあまり深入りする気はなかったんですが、そういう意味では今の方法でそういう将来の
心配はないんですか。その点はどうでしょうか。
22:
◯健康福祉局長 先ほど私もちょっと言葉足らずだったんですが、26
病院のうちきちんとした
体制をとって
当番制の対応をしていただくところと、そのほかの
病院につきましては後方支援
病院ということで先ほど
センター長のお話もありましたが、一定の落ち着いた段階で転送を受けてもらう
病院としても
機能していただくということは、これはどの
病院も賛成をしておりまして全体の
体制として
役割分担、
機能分担という視点からより強化されるものと考えております。
23:
◯正木満之委員 今局長がお答えになった後段は従来からそういうふうにやっていて、それが
機能していないなんて気は全然ないんですが、今度の
制度を変えればもっとそれが
機能するようになるというふうな実感を私は持てない。
医療患者を
受け入れた
実績に応じて行政が必要な支援をするというのは私はあり得ると思うんですよね。やっぱりそれは、つなぎとめてもっと
間口を広げていくためには、行政の側の
努力として必要なことではないのかなという気がしているものですから。今度の
システム改善は
公開されている
救急患者を
受け入れる
医療機関に集中をすると、確かに
救急車の
搬送はそこに行けばいいんですから局面ではよくなるように見えますけれども、それが集中して重なってしまったときに、それがいつまでも続くのかというような点で
心配があります。それともう
一つ、そういう
状態が慢性化したときに結局それがそういう
病院以外の方へ、要するに
市立病院の方にまた
負担が重なってくる
心配があるんじゃないかというのが私の最大の懸念なんですよ。今度の改正は
市立病院の
負担軽減になるんだと、それが長期的に保証されるんだというふうに理解しておられるんでしょうか。その点、
病院側はどうでしょうか。
24:
◯健康福祉局長 市立病院を初め、2次、3次
救急に非常に力を入れてやっていただいている
病院がございます。繰り返しになりますが、そうしたところに今1.5次程度の
患者さんも相当行っているものと認識しておりまして、我々の今回の
見直し、実施がうまくいけばということですが、そういった
公開された
病院が
機能することによって現在
市立病院などで
救急救命
医療機関に頼ることなく
体制が
整備できるんではないかということで考えておりまして、
市立病院にとってもメリットがあるものと考えております。
25:
◯正木満之委員 全体が確定して
医療機関で
受け入れてくれる
実態が明らかにできる段階でまた議論を続けたいと思いますが、行政の側はそういうスタンスで対応している。でも長い間この
救急医療については
仙台圏では一定の
実績経過があるわけですよね。その中でこういう改変が本当に
病院にとってプラスになるのかという点で
病院側自身はどういうふうに考えておられるんでしょうか。その点もあわせてお聞かせください。
26:
◯病院事業管理者 救急医療はやはり
システムとして
機能するものだというふうに私は考えております。その中で
市立病院はその中核としての
機能を果たしているというふうに考えてございますけれども、その中でやはり
市立病院を取り巻く
救急の
システムがどうなっているのかということは
病院にとっても大変関心のあるところでございます。この中で一番考えなきゃいけないのは、やはり実質
患者さんをきちんと診ることができるような
システムをぜひ構築していただきたいと。今までの
システムの中でいろいろな問題があるのだろうと思います。そういう中で、ぜひ
実効性のある形でそういう
システムができるということを
病院としても期待しております。
27:
◯正木満之委員 メディカルコントロール体制を強化するという最大の
目的は、
重症、重篤な
患者さんをそれにふさわしい院所に届けることですよね。それが1次
救急の方等々多くて大半が特定の
医療機関に集中することでなかなか十分に
機能しないと、それが最大の
課題になってくるんだと思うんですよ。今の私の
心配は先ほど申し上げましたように、せっかく
救急の輪番制で当番だと言われれば
ベッドをあけておきますよと言った院所、
医療機関から断られているんだと、
実態は間違いなくそうだと思うんですよ。けれどもそれはその当番とその
医療機関で宿直になっている先生が来た
患者とは
診療科目が違うと、責任を負えないからだめだというのが大半だと思うんですよね。その点さえ克服できればいろんな
医療機関が
受け入れてくれる可能性は十分にあるわけでその
受け入れてくれる
条件を広げていくという、そういうことに作用するような改定でなければ、さっきから言っているように
心配なのはしりすぼみになっていって全体が
機能しないと、特定のところだけ集中することになりはしないのかという懸念なんですよ。ですから、まだ全体が固まっていないようですからね、そういう方向で十分
機能するように
検討もお願いしたいし、率直に言わせてもらえば、手を挙げる
医療機関が10ぐらい、
救急当番医になっていた26
医療機関のうち大半が手を挙げないような
制度で本当にいいんですかという、そういうまともに答えられるような
制度にしてもらわないといけないんではないかと思っておりますので、十分今後の取り組みで―取り組みといったってあと1カ月で予算議会が開かれますからあれですが、十分な対応ができるようなものに考えた上で進めていただきたいということを申し上げてきょうの議論を終わります。
28: ◯副
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
29: ◯副
委員長 なければ、これをもって委員会を
閉会いたします。...